どうも、にー太(toubokun7)です!
給料減ったりするのかな?
これを読んでいるあなたは上記のような疑問を持っているかと思います。
結論から言うと、みなし残業代制度は危険です。
今から企業選びをする方はみなし残業がない会社を選択するべきです。
今現在みなし残業を導入している企業に所属している方は、その他の条件が特別良くない限りは会社を変えた方が良いでしょう。
みなし残業制度(固定残業制度)とは?
みなし残業とは、給料や手当ての中に一定時間分の残業代を含ませている制度です。
残業代を固定して支払う固定残業制度とも言われてます。
といった制度です。
例として、みなし残業制度を導入している会社の月給が23万だとします。
この23万の中には40時間分の残業時間が含まれていて、実際には基本給は19万、みなし残業代は4万といった形です。
あらかじめ40時間分の残業代を支払っている為、0時間残業だろうが、40時間残業しようがお給料は全く一緒ということになります。
本来のみなし残業制度のメリット
本来、みなし残業制度は企業・雇用者両方にメリットがある制度です。
一定額は固定で支給して、計算しやすくするか!
規定時間以上残業した時は更に残業代貰える。
全く損しないじゃん!
と、win-winの制度に見えます。
ただ、こういったメリットは全て幻想に過ぎないことを身を持って体験しました。
みなし残業代制度のデメリット
一見メリットがあるように感じられるこの制度、実際に導入している会社に入ると・・
・みなし時間分を超過しても残業代を支払わない
・給料を水増しして低賃金を誤魔化している
・「みなし時間分払ってる」という理由で、無意味な残業を要求
こういった企業が大半なのが現実です。
上記は企業側の悪意が原因とも言えますが、労働者側の思わぬデメリットも存在します。
みなし残業分として給料に加算されるとは言っても、
「残業発生時に、給料として支払われない」
というのは、思っていたよりも労働者のモチベーションを下げる原因となります。
といった考え方になってしまう方も多いです。
丁寧に仕事をしない姿勢が作業ミスを生み、結果的にパフォーマンスが落ちてしまうという結果に繋がります。
企業側・労働者の双方にとってデメリットを生む形になってしまいます。
正当に残業代を支払っている会社に勤めている人の愚痴として、こういった発言をよく見かけます。
だらだら残業しているあいつの方が給料貰ってるのはおかしい!
僕の考えとしては、「別に良くない?」と思います。
社会人になれば分かりますが、日々のプライベートの時間というのは非常に貴重なものです。
「時間」というものの価値を実感することになります。
だらだらと残業している人は、お金は多少稼いでるかもしれません。
しかし、何より「貴重な自分の時間を売っている」わけです。
それに比べたら、仕事を早く済ませて定時で帰る人の方が何倍も幸せな事だと思います。
同じ作業量の仕事を早く済ませた分、
帰って趣味に打ち込むもよし、余った時間を自己投資して勉強すれば残業代なんかよりも高いリターンで帰ってくるはずです。
みなし残業制度の会社の場合は、「残業すればするほど、損したように感じられる」という点が本当に良くないと思います。
貴重な社会人の時間を失うのに、給料も増えないですからね。
唯一みなし残業制度の企業に入るケースとして、
固定時間分の残業代が支払われなくても全然問題ないくらい給与が高い
こういったケースなら入ってもいいと思います。
入社当日にみなし残業があることを知り、給料が減った話
僕が新卒で入社した会社は、月給17万円が基本給として提示されていました。
基本給が17万ってことは残業すれば20万くらい行くし、ここでいいかな
当時地方で就職を希望していた僕は、こういった考えで会社を決めました。
しかし、入社当日に思わぬ落とし穴がありました。
~~入社日~~
・・・ん?
契約書に書かれていた給与情報は、実際に求人で見た情報とは異なっていました。
みなし残業手当 : 4万円
皆勤手当 : 2万円
業務手当 : 1万円
・・と、17万というのは各種もろもろを入れた額であり、基本給ではありませんでした。
「基本給が下がる」というのは影響が大きいです。
収入のあらゆるものは基本給をベースに計算している為、大幅に収入が変わることになります。
- ボーナスの〇ヶ月という額も基本給がベース
- 残業代の算出も基本給がベース
- 退職金も基本給がベース
このように、基本給が下がる=全体的な収入が大きく下がるということに他なりません。
これから就職・転職する方はご注意下さい。
ちなみに・・結局規定時間分の残業を超過しても
だったら残業代貰うのはおかしい!
と宣告され、結局残業代を支払われることはありませんでしたorz
みなし残業制度を導入している会社を見抜くポイント!
求人を確認する際は以下の点をチェックしましょう。
月給30万(30時間相当のみなし残業代を含む)
このような記載をしている求人は、間違いなくみなし残業代を導入しています。
まとめ
この記事で紹介したデメリットを考慮しても、「行く価値がある」というのならば良いと思います。
実際、当ブログでオススメしている「エンジニア」という職業は、契約形態の都合上どうしてもみなし残業制度になりやすいです。
ただ、一定時間の残業代が出なくとも、モチベーションを下げずに働けるだけの給料があるか
は絶対に考えて会社を選びましょう。
もし現在みなし残業制度に不満があり、給料を上げたいと考えているのならば今すぐに辞めた方がいいです。
従業員から搾取している会社に、今後昇給を見込むのは難しいと思います。
僕は会社の先輩にボーナスや給料を聞いて、辞めることを決意しました。
毎日上司に怒られて辛い・・・仕事辞めたい・・・。 残業多すぎて自分の時間が無さすぎる・・・仕事辞めたい・・。 給料安すぎ・・・貯金なんて全く貯まらないし、生活してるだけだ・・仕事辞めたい。 ほんの一例ですが[…]
・・・13万くらいだったよ
求人にはボーナスは6ヶ月分とか書いてあったんだが・・・
またしても詐欺w)
先輩というのは、あなたの未来の姿でもあります。
そのまま会社を続けていると、あなたも同じような感じになる可能性はかなり高いです。
希望を持てないのならば、辞めましょう。
「辞めることを伝えにくい」
「人間関係が面倒で、辞めにくい」
こういった方は、転職代行サービスがオススメです。
これだけは覚えておいて欲しいことが、
世の中のみなし残業制度を利用している会社の大半は、会社が得するから利用している
ということを忘れないでおいて欲しいです。
僕のような被害者が一人でも減ることを祈っています。